SNSを伸ばしたいなら写真だけに注力するのは間違っている

万城目瞬
2020.08.07

こんにちは。万城目です。

今日の話は「SNSを伸ばしたいなら写真だけに注力するのは間違っているよ」って話です。写真アカウントでフォロワーを伸ばすために写真ばかりに注力してしまっている人が多いと感じていて、逆に凡人ならば写真ばかりではなく、写真を撮る以外の能力を豊富に持てと考えています。

力がない人の発信には価値がない

一つのことに尖って才能を伸ばしていくのは凡人には厳しいです。写真でいえばより哲学的なモノが認められるというのは大きな実績を上げないと本当に声が届かかないです。これはわかりやすいと思いますが、ただの一般人が私の写真を評価してくれ！見てくれ！と言っても他人からしたら興味ないんですよね。

SNSで力のない人が写真を見てくれ！っていうのは、例えば道端で知らないおっさんが写真のポートフォリオを持って、道行く人に俺はすごいんだ！写真がうまいんだ！写真を見てくれ！言いまわっているのと同じなわけです。

オフラインだと滑稽だしやらないことだけどオンライン・SNSになるとその事実を忘れて闇雲に見せて回ってしまう。そんな人が多いです。まずは力の持っていない人が発信しても届く範囲はほぼ無い、この事実を認めましょう。まだ発信し始めの人、力、実績のない人は道端のおっさんと同じです。ではどうすれば良いでしょうか？

複数の能力を向上させろ

写真アカウントなんだから写真だけをどんどん突き詰めていけというのは間違っています。まずはTwitterというのは写真界隈のツールではないですよね。不特定多数の界隈がこのTwitterにはあって、写真界隈はその一つにすぎないのです。

Twitterは写真投稿ツールではなく、ソーシャルネットワークサービスツールです。”人と人とのコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援するインターネットサービス”、これがTwitterないしSNSです。

これを知るとまずコミュニケーション能力をつけなければならないことがありますよね。そしてコミュニケーション能力をつけるためには？相手の考えを推測したり、日本語を正しく理解したり、理解しやすい文章を書いたりする必要があります。その能力をつけるためには？みたいな形で一つの能力を向上させるにも分解すると様々な向上させる必要があるのです。

写真を伸ばすために写真だけを勉強する人がいますが本当にナンセンスだと考えています。写真アカウントって結構特殊でどんなに良い写真を撮ってもファンは写真に付いていて、写真の撮り手にはつかないという現象が起きてきます。

しかし、写真が認められる＝自分が認められるではないことを理解しなくてはなりません。写真というのは良くも悪くも感情や思想が写真だけで完結してしまうことが多いし、それを受け取る人は多くの場合「きちんと写真を見ること」はできないのです。写真を見るのも反復練習が必要なので。

チート的な方法ですが写真だけで伸ばすことができます。今のトレンドの写真を完全トレースしてバズらせ続ければフォロワー自体は伸ばしていくことは出来るでしょう。しかし、その方法では写真自体の魅力は伸びていくけれど、自分の魅力はいくら経っても変わらないというジレンマに陥ります。自分の思想がその写真には反映されていないので消費される写真になりがちです。

「何か」と「何か」の掛け合わせ

複数の能力を向上させると、何が良いのかというのは能力と能力の掛け算ができことが一番のメリットだと考えています。例えば「写真」と「文章力」で写真雑誌の寄稿ができます。ここで文章書けませんになってしまうと、せっかくの仕事の機会を失うのです。

「写真」と「SNS」についても同様です。写真アカウントのフォロワーを増やす方法などをnoteで販売することもできます。写真ではないところだと「企画力」と「SNS」でオンラインイベントやオフラインイベントなどの企画も立ち上げることもできます。

一つの能力では活動に限界がきてしまったり、マンネリ化してしまうことがあると思います。しかし、こういった能力の掛け算を続けていくことで新しい能力になったり、その人自体の価値をどんどん高めていくことができます。多くの人は能力自体はあっても能力の掛け算が出来ていないことが大半です。この分野はやったもの勝ちなのどんどんやっていくことをおすすめします。

かくいう私も冒頭で言ったとおり、本業の「プログラミング」と「SNS」と「コミュニティ」でDopeZineLabのためのWebアプリを作ったり、「SNS」と「文章」でキャプションについての解説noteを書いたり、「写真」と「マネジメント」でDopeZineLabを立ち上げたりといろいろなモノを掛け算して新しい価値を生み出しています。